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都市ガス・LPガスの燃焼排気ガスの徹底した低温熱回収設計
実績ある熱交換器用チタンチューブ(極薄管/チタンφ19,t0.6mm)汚れ・腐食環境に強い廃熱回収専用熱交換器が完成しました。
都市ガス、LPG、フライヤーなどの燃焼排ガス熱回収用として洗浄性の向上とフィンなし+大面積、省スペース設計で対応します。
従来、排気ガスに含まれる腐食性ガスのため、排ガスが結露を始める100℃以下の低温域では実現が難しかったため、一般的には110℃~130℃以上の高温排ガスのまま煙突から排気されることが一般的でした。
しかし、排気ガスが結露を行う領域(潜熱領域)では圧倒的な凝縮熱を得ることができ、さらに大気への排気ガス温度も20-60℃以下とすることで地球を暖めにくい排気ガスとなります。
さらに、結露することで強烈な硫酸・硝酸が大量に回収できるため大気汚染を未然に防止することにも貢献します。
DTF・チタニアは耐食に優れる純チタン材+独自形状のために飛躍的に熱交換性能を向上させることに成功し、汚れ環境でもある排気ガス対策のためベアチューブを大伝面配置することで低脳低下を極力抑える設計思想です。
従来のフィンチューブ設計では汚れ環境では詰まり、閉塞問題を発生し経年による性能低下、隙間腐食問題が著しくなる場合があります。
メンテナンス時もDTF・チタニアのチューブ外面に付着した汚れなどはチューブバンドルを取り出すことで簡単に洗浄が可能です。さらにモジュール設計を採用することで大風量の排気ガスにも対応します。140℃の排気ガスを回収し、40℃のクリーンな排気に変換することで消費ガスの費用を大きく削減可能です。吸収式冷凍機の熱源などにも活用可能です。バイオマス発電排熱などの排熱利用としてもご利用いただけます。
大きな排ガス量の場合、並列設置により処理能力を維持しながら個別の設計費用負担を削減可能。
排ガス冷却後にはドレンキャッチャーとドレン回収により出口排気は低温+低NOx、SOx化が実現。
(排ガス中の内部水分量により出口温度は都度変化します)
排ガス風量: 1800~3000m3/h
※モジュールヘッダー接続により大容量化可能
排ガス温度: 80~150℃→40~60℃(参考)
表面積: 13.1㎡
材質: チタンチューブ/SUSシェル
構成: バンドル+シェル
※フランジ形状や、内径サイズは標準形状がございますが、ご相談にも対応いたします。
従来の純水対応熱交換器にはステンレス製ニッケルろう付熱交換器、テフロン製熱交換器がありました。しかしニッケルろう付熱交換器では、ろう材の溶出や組成変化による耐久力が不足しており、純水度も低下してしまいます。テフロン熱交換器では素材が持つ熱伝導度が低いため、機器サイズが増大してしまい高価格になってしまいました。
その点マイクロ熱交換器は内部流体スペックを向上させ、オール純チタン+チタン溶接構造とすることで純水・超純水に対応。微細な製造技術と薄肉チューブの組み合わせで、従来のシェルアンドチューブ式と比較して圧倒的な総括熱伝導率を引き出すことに成功しました。また、オプションでステンレス鋼表面改善処理も対応可能です。
純水・超純水は電気抵抗率[MΩcm]または電気伝導度[μS/cm]で表現されます。純水といってもさまざまなレベルがあるため、純水度低下や母材の溶出などに注意が必要です。低下した純水度を元に戻すにはイオン交換樹脂設備と樹脂交換作業が必要になり、ランニングコストが増大してしまうでしょう。一方マイクロ熱交換器は全溶接構造によってろう材を一切使用しないので溶出を抑えることができるのです。
半導体設備などで不可欠な温度コントロールが容易に
標準のプレート式では流量が1:1での使用が前提でしたが、シェル&チューブ式の採用により、1次側固定、2時側に流量制御を行い、1次側出口温度のコントロールが容易になります。
今後益々省エネの設備設計が必要とされてきます。熱交換器は設計条件に最適化されなければ温度コントロールのための追加熱交換器やヒーターなどがさらに必要となり 省エネ、省スペースになりません。MDI株式会社では純水・超純水に対応した製品郡と、お客様への最適化設計をご提案し、今後のエンジニアリングのお手伝いを させていただきます。